最近では無添加思考や敏感なお肌を考えて、既製品に頼らずに化粧品を手作りする人も増えました。手作り化粧水やクリームなどの作り方に集中して案外見落としがちなのが、容器の扱いです。手作り化粧品において最も重大なのはいかに保存する容器を清潔な状態にしておくかです。これは作った化粧品の鮮度にも深く関わり、傷まず長持ちさせるという非常に大きな点を占めます。
これらのことから容器の消毒方法をしっかりと把握しておくことが、とても大切になっていきます。方法にはさまざまな方法がありますが、使用する容器の材質によって消毒方法も異なります。基本のボトルの消毒方法は、材質がプラスチックボトルなら、消毒アルコールを少量入れます。この時に注意したいのが、無水エタノールではなく、消毒エタノールであることです。
無水エタノールはアルコール濃度は99.5ボリュームパーセントですのですぐに発揮して、消毒効果を得ることができません。一方で消毒エタノールの濃度は76.9から81.4ボリュームパーセントで無水エタノールよりアルコール濃度が低い性質で、すぐに発揮せずその場に留まりアルコールの効果を十分に発揮するので向いているのが特徴です。手元に無水アルコールしか無い場合は、精製水を使用し消毒エタノールと同様のアルコール濃度になるように希釈するのがおすすめです。ボトルにアルコールを入れ、蓋を閉めたら容器内全体に行き渡るよう振り混ぜ、スプレータイプならそのまま噴射し、ワンタッチ型の蓋や中栓がある場合は、装着して滴下します。
蓋を取りアルコールを揮発させたら完了です。